New!避難訓練をしました

東日本大震災から14年が経ちました。あの日幼稚園ではBバスのお友だちが降園準備をしていることろでした。「地震!机の下に隠れて!」「静かに!じっとして!」と先生たちが大声で叫び、とにかく必死だった記憶があります。不安で泣き出しそうな子もいれば、何がおこっているのかわからずキョトンとしている子もいました。窓の外を見ると、電線が大きく揺れ信号機のあかりが消え、大きな不安を感じたことを今でもはっきり覚えています。

先日今年度最後の避難訓練をしました。

緊急地震速報がなり、大きな地震が2度発生した後、ストーブから火災が発生するという内容でした。幼稚園に登園してすぐだったので慌てたり、泣いてしまう子もいました。高校の体育館に避難し、テントで保護者が迎えに来るまで過ごすという訓練です。

中には「地震で火事になるわけないよ」という子もいました。大きな地震でストーブが倒れ大きな火事になり家を失った人がたくさんいることを伝えると、「そうなんだ。知らなかった。」と真剣に話を聞いていました。

テントの中で非常食について、トイレに行きたくなったときはどうするか、寒いときは毛布を用意していることなど、災害時のことについて真剣に考えることができました。

ぜひ、この機会にご家庭で大きな災害に備えて、避難具や非常食の確認をお子さんと一緒にしてみてください。災害について大人が経験してきたことを子ども達に伝え、一緒に考えることの大切さを実感した避難訓練でした。